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なぜか昔のよろづやを思い出した“デリ プラス デリ”in安曇追分 [安曇野のお店]

DELI + DELI……デリ プラス デリ。。。

リニューアルオープンしたスーパーマーケットの新店舗名。
国道147号線沿い、安曇追分駅のすぐ近くにあります。
リニューアルされてから一度行ってみようと思ってなかなかだったのですが、
今日初めて店内に足を踏み入れてみました。

一風変わった店名は、デリシャスとかデリバリーとかデリカテッセンの意味だったかな?
建物のファサードは、まあ最近では特別珍しいわけではないけれども、
場所が場所だけに意外とこれが目に付くわけで。
個人的にはこの色使い、好きですけどね。
2011.7.12.デリデリ2.JPG

品揃えは決して豊富というわけではないけれども
店の規模とか客の志向を反映させて吟味しているのだと思う。
お惣菜が売りのひとつのようで、営業時間にもそれは現れていて。

まず午前10時から午後2時まで。
それから少し休みがあって、ふたたび午後4時から8時まで。
この2時間の合間に惣菜の入れ替えをして、作りたてを提供できるようにしているのだそうな。
レストランのランチタイムとディナータイムみたいですね。
今日は昼用に惣菜買ってみたけど、美味しかったですよ。

大きな平台に平たく並べて置いた商品の陳列も、ここらではあまり見かけないやり方。
お年寄りの方にも見てもらいやすいようにという考えからだとか。
それ以上に棚で視線がカットされないおかげで店内を見渡すことが出来、
実際以上に広々と感じられ、そっちのほうが好感です。
2011.7.12.デリデリ1.JPG
(店内はちゃんと許可をもらって撮影しましたよ。)

デリプラスデリは、しばらく追分スパーとしてスパー系列の営業を続けていたのだけれど、
もとはというと、オーナー一家で経営してきた創業100年の老舗で、
現在は先代の娘さんが家業を継いで4代目として頑張っているそうです。
店の立地やこれまでの歩みから、おそらく既存顧客は地元の年配の方が多いと推測しますが、
店の雰囲気は若い人も楽しめる要素が大いにあると思います。

イートインコーナーがあって近所の人が腰掛けてゆったりくつろげるのもいいですね。
(ロッキングチェアみたいなものもあったような・・・。)
最近は大手スーパーでも椅子テーブルのセットを置く店は少なくないですが、
ローカルな場所にあるローカルなお店でローカルな客同士が買い物ついでのお喋りに興じる場所、
それって昔のよろづやにあった馴染み客同士や店の主人を交えてのお喋りの延長のようで。

今日の昼間に店に入った時も、近所のおばちゃんと思しきご婦人方が
井戸端会議ならぬ店端会議を楽しんでいる様子でしたが、
自分も子供の頃は亡き祖母が和歌山の田舎でよろづやを営んでいて、
近所のおばあちゃんたちが上り框に腰掛けて祖母や他の客と楽しげに話しこんでいる姿が
いまでも記憶の奥に留まっています。

なんとなく、新しい感覚で、それでいてどこか懐かしい空気感も味わえる。
時が流れて店のつくりが大きく変化しても、買い物を通じた触れ合いって
いつの時代も変わらないものなのでしょうね。
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