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心が集まった“ふるさとウォッチングin安曇野”でした [ふるさとづくり応援団]

数えて早や11回目となった“ふるさとウォッチングin安曇野”。

東日本大震災の発生を受けて、
主催団体としてNPO内部でも開催の是非…所謂“じしゅく”を検討することもありましたが、
結果として開催することになったのは正しい判断だったと確信しています。

参加者80名ちょっと。キャンセルもなく申し込みされた方は全員参加。
今回の参加費用は全額義援金という形にさせていただき、
それに有志の募金を加えて被災地支援に役立ててもらうことにしました。
集まった真心は市民タイムスさんが中継してくれることになり、
イベント終了後にメンバーで届けに伺いました。


さてさて、ウォッチングのほうですが、今回のガイドコースは豊科のまちなか。

地区のなかや周辺エリアには
大きな複合店舗が各所にあり、安曇野市の本庁舎があり、
長野道の豊科インターがあり、日赤という大きな病院があり、
特急も停車するJR豊科駅がある、(以上、順不同)
大方の市民にとって安曇野でもっとも大きな“まち=中心市街地”であるというのは
異論のないところではないかと思います。

が、古くからあるまちの中心部分は全国の田舎町の例にもれず
いささか…いや、かなり寂れた感が否めないのも現実だったりします。

ただ、寂れた感があるからといって魅力がないというわけでもなくて。

江戸時代初頭に本格的なまちづくりの始まった豊科のまちなか=成相新田地区は
近世から近現代にかけてのまちの歴史を物語る歴史遺産が隠れた魅力を発しています。

2011.3.27.豊科1.JPG(豊科の古刹、法蔵寺)

2011.3.27.豊科4.JPG(まちなかにある巨大な井戸)

もちろん魅力は建物とか形になったものだけではなく、
そこに暮らすまちなかの人たちも隠れた魅力のひとつに違いなくて。
今回、ふるさとウォッチングとしては初の企画として
コース途中にあるまちづくり会館にて休憩所を設け、
地元商工会や商店の方々にお茶やお菓子を振舞って頂きまして。
地元の人々とのささやかな交流のひとときでしたが、
そんな小さな繋がりの積み重ねがまちを元気に豊かにして行くのではないかと。

2011.3.27.豊科2.JPG(地元の方の温かなおもてなし)

豊科のまちなかの現実を見て、未来の可能性を見出せないと感じる人は少なくないようです。
でも、今回のように歩いてまちなかウォッチングをしてみると、暮らしてみたくなる要素は
決して少なくないとも感じられます。

渋滞の激しい松本市へ車なしで20数分で行ける駅がある。
車移動が前提のはずのロードサイド店や大型商店が徒歩圏内にある。
もちろん個性的な老舗の専門店が各所に揃っている。
逆に車で長距離移動が必要なときは豊科インターまですぐ。
いざというときの大小さまざまな病院、診療所が集中している。
気分転換をしたい時には歴史と緑に包まれた神社やお寺が点在している。
芝生広場もある近代美術館や図書館併設の“きぼう”もある。
あと・・・新しい市庁舎もそのうちできる、、、らしい。

自然発生的にできた宿場というより、江戸時代の都市計画によって
人為的に開発された面の強い豊科、成相新田地区。
近代化が進む中にあっていち早く工場誘致を推進するなど
進取の気風があるといって過言でないこの地は
うまくすればより魅力ある新しいまちづくりが出来るエリアではないかと感じられた
今回のふるさとウォッチングでした。

2011.3.27.豊科3.JPG(最後は恒例、ぬかくどおにぎり)

ウォッチングのより詳しい写真つき紹介は
こちらのサイト様へ
↓ ↓ ↓
ふるさとウォッチングin安曇野【豊科市街地編】 byみけねこのひとりごと
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コメント 2

みけねこ

今回もまた…素晴らしいガイドでしたね!一緒に歩けなくて残念☆

少しずつでも、まちや人をつないで、心を集めるお手伝いができていくといいなぁ〜って、商店街のみなさんと関わって思いました。

本番では、裏方仕事に没頭…下見&反省会で堪能したいですね♪
お疲れさまでした〜♪♪♪
リンク感謝です☆
by みけねこ (2011-03-31 08:46) 

のぶさん

>みけねこさん
こんにちは、先日はお疲れ様でした。
こういうイベントをおこなうたびに思うのは
なにごとも繋がることが大切、ってことですね。

人と人の繋がり、
場所と場所の繋がり、
過去と現在そして未来との繋がり。

ふるさとウォッチングという企画が
そうした繋がりを紡いで行くきっかけに育ってくれれば
いいなと思います。
by のぶさん (2011-04-01 07:03) 

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