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安曇野講座現地学習、中萱の巻 [ふるさとづくり応援団]

とっくに二学期の始まっている信州とは違い、
太平洋岸の大半の地方では今日が夏休み最後となる8月31日。
ここ安曇野では安曇野市教育委員会主催で行事が行われました。

「平成26年度 未来につなぐふるさと安曇野講座(安曇野検定準備講座)
現地学習『お船がめぐる義民の里を訪ねて』」

やたらと長いネーミングですが、
つまりは市の教育委員会が主催する安曇野に関連する教養講座の
野外学習を実施したということでして、今日はNPOのメンバーたちと
その手伝いに出向いてきました。

フィールドは貞享義民の里といわれる、三郷中萱地区。
江戸時代の松本藩で発生した農民一揆事件で貞享騒動というものがあるのですが、
その事件の発端となったのが、今回訪れた中萱という地区。

集落の一角にある貞享義民記念館は立派な建物。
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ここで騒動の顛末を展示とシアター上映で学習した後、
縁のある熊野神社や貞享義民社などを訪問し、
その後は屋敷林と古民家が連なる旧集落を散策。
その流れを自分たちがガイド役でコーディネートしたという次第。

熊野神社は地域の産土神社でもあり、この日は例大祭ということで
県下最大級ともいわれるお船が曳航されることもあって、
その見学も兼ねての訪問でした。
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これまで数多くのガイドウォーキングツアーを企画実施してきましたが、
なぜかこの中萱集落は対象になったことがありませんでした。
が、歩いてみるとここはけっこう見所というか、歩き応えのある、いい集落でして。
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集落周辺は水田が広がり、常念岳はじめ北アルプスが眺望でき、
なおかつ集落の安曇野らしい佇まいがなんともいえず。

義民館という観光にも利用可能な箱物があるとはいえ、
その筋では有名なお船祭りをもつ熊野神社があるとはいえ、
観光客にとってはまったくノーマークな存在の中萱集落。

JRの最寄り駅もあり、車の便も悪くないので、
PR次第で化ける素材をもっている土地だと思うので、
これから積極的に同地区の宣伝を行っていこうかなと思うわけです。
宣伝しても低俗化するほども客足が伸びるわけではなかろうというわけで、
早い話が訪れたもん勝ちですな。
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