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20回目のふるさとウォッチングin安曇野、開催しました [ふるさとづくり応援団]

好天に恵まれた昨日(4月13日)、
NPOふるさとづくり応援団主催の“ふるさとウォッチングin安曇野”が開催されました。

今回の会場は堀金エリアの下堀・扇町地区。
下堀諏訪神社を中心に複合扇状地である安曇野のほぼ中央部に展開する集落で、
古民家と屋敷林が背景の常念岳と絶妙なマッチングで、
素敵な街路景観を形成しているのどかな集落が、下堀と扇町の両地区。

その一方で両区を分断する形で南北に広域農道が走り、
沿線にはベイシアをはじめロードサイド店舗が軒を連ね、
また西側一体は大型の工業団地が操業するなど、
自動車社会となった近年の安曇野にとって商工業の中心地として
その存在感を増しつつあるエリアでもあり、事実として
下堀地区は大糸線の駅からも遠い場所でありながら
住宅地の造成が盛んで、新規転入世帯が今も増えている地区となっています。

まあ、そんなこんなの下堀扇町地区ですが、
天気がよかったのがホント何よりで、桜の咲き始めた街路を
参加者はのんびり散策を楽しんでいました。

今年度より年2回の開催となったふるさとウォッチングin安曇野は
次回10月頃開催予定。
会場は、、、近日告知予定(^^;v

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道祖神に色を塗る [伝統行事]

安曇野の道祖神の特徴のひとつとして、
彩色道祖神があります。

とくに双体像の道祖神を、それぞれおめかしよろしく
着物や表情に色を塗りこみ、彩色豊かな像碑を作り上げます。

といってももちろんすべての道祖神が対象というわけではなく、
現在でも彩色されているのは約600体と言われる安曇野の全道祖神のうち
旧穂高町の穂高神社近辺を中心に約20体ほどであると考えられています。

どの地区でも基本的に塗りの作業を行うのは地区の子供たちの役目。
大人の指導を受けながら、自分たちなりに色使いを考えて塗り上げます。

昨日は穂高の本郷地区の道祖神で彩色の作業が行われ、
好天にも恵まれたので少し取材に行ってきました。
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ここの道祖神は安政5年(1858)建立で、
大黒天+恵比寿さまたちと並んで祀られています。

エリア一体の彩色道祖神の中では比較的キレイに塗られていることと、
背景に常念岳が写り込む事、穂高駅から徒歩圏内にあることなどから
観光客などにもけっこう人気のある道祖神となっています。

今回は当然道祖神だけでなく大国さまや恵比寿さまたちもお色直しを行い、
三体そろってあでやかさを取り戻しました。
まあ、塗りの上手下手はこの際子供の手しごとということで。。。
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いつの頃からか始まった道祖神の彩色。
子供たちは、、、否、大人たちもその殆どが、本来の意味も分からぬまま
地域の伝統行事ということから続けている作業であると思います。
が、歴史を学び、それを地域の未来に生かしていくというのは
こういう素朴で地道な祭祀を通じて実践できることでもあるでしょう。

願わくば、この地区の道祖神祭りがいつまでも続きますように。
お色直しの済まされた道祖神に手を合わせつつ、
そんな願いを心の中で呟きました。
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(撮影日:2014年4月12日)
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