SSブログ

集落のランドマークとして常念岳を見る [マチヅクリ]

安曇野市堀金の扇町と下堀の両地区を歩いてみました。

来月開催される、NPOふるさとづくり応援団主催のふるさとウォッチングin安曇野。
毎度おなじみのガイドウォーキングも、来月の開催をもって早や20回目。
その下見ということでNPOスタッフ数名で予定コースを歩いてみたのですが。。。
2014.03.12.1.JPG
2014.03.12.2.JPG
常念岳がどこからでも見通すことができる集落。
というより、まるで常念岳をランドマークとして集落の街路や
敷地内における建物や樹木の配置が計画されたかのような印象。
2014.03.12.4.JPG
田舎の村のことゆえ、集落内には曲がりくねった道が多く、
もちろんどこからでも常念岳が見通せるというわけではないですが、
それでも要所要所のポイントでの風景要素としての常念岳の在り様は
借景として非常に効果的に集落のなかで生かされている感じ。
2014.03.12.5.JPG
2014.03.12.6.JPG
これまで安曇野に点在する多くの集落を歩いてきましたが、
今回はとくにこの集落の合間から見える常念岳の姿が印象的ですね。
2014.03.12.7.JPG
都市機能の充実で本来持っていた安曇野の集落景観の魅力が
減ってきているというのも否めないところだと思います。
優れた眺望景観としての存在価値をより強く意識してきたのは
地域住民よりむしろ都市部から訪れる観光客であったり
移住してきた新住民だったりとよく言われますが、そうではなくて
この地に暮らす住民は無意識のなかで常念岳をはじめとする
アルプスの山容を自分たちの暮らしのなかで生かしてきていたのでしょう。
2014.03.12.8.JPG
2014.03.12.9.JPG
自然のなかで昔も今も変わらぬ姿を見せるアルプス常念岳と、
農耕が基盤となっている集落形成。
2014.03.12.3.JPG
次回ふるさとウォッチングも面白いものになりそうです。


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。