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ひさびさに松本のまちあるき [こみち]

昨日の午後、松本市内で研修会があり電車で出かけたのですが、
少し早く到着したので昼食後の腹ごなしも兼ねて久しぶりにまちなか散策。

当初は松本城の北東部に位置する岡宮神社まで行くつもりで歩き始めたのですが、
神社まで足を運ぶと肝心の研修会に間に合わなさそうだったので断念し、
女鳥羽1丁目あたりから葭(よし)町~裏町にかけて、てくてくと散歩。

国道143号から一本東側の裏通り。
その道端にぽつんと残された古い井戸。
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案内板がありました。
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昔のまちなかにはこういうものがどこにでも、いくつでもあったのでしょうが、
この道路曲げてしまう状況下でも残されていることに驚き。
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林昌寺というお寺に隣接するお稲荷さん。
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朱塗りの奉納鳥居の脇から小路が東へ抜けてる、変哲のない小路。
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女鳥羽の県道67号を横断し、その先に延びる小路。
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古い民家が連なり、廃屋かとも思しき建物も見られる狭い路地なんですが、
路面はとてもきれいに整備されています。
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地区の公民館があるところで鍵の手に折れているのが、いい感じ。
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そして少し広い道に出たところで、マンションがデンと聳える方向へ伸びる小路へ。
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そこに現れたのは、鯛萬の井戸と親水ミニ公園。
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平成20年(2008年)に環境省が選定した平成の名水百選に
松本市の「まつもと城下町湧水群」がそのひとつとして選ばれましたが、
この鯛萬の井戸もまさにそれらを構成するひとつだそうで。
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このミニ公園一帯は平成15年に整備されたとのことですが、
名水百選に選ばれるまでは知る人ぞ知る秘境(?)だったかもしれません。
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今はネットで採り上げられたり地図に記載されたりと、
観光客なども気軽に訪れやすく紹介されているようですが、
それでも自分が入ってきたのと反対にある鯛萬小路側からは
看板や地図がなければ、こんな整った親水公園が存在するなど
気づこうはずもないだろうと思われ。

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なにせ、場所が松本市内でも有数の飲み屋街が展開する裏町界隈で、
ふつーに昭和の飲み屋さんが看板を連ねる小路のなかの小路なわけで。
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しかも途中でクランクしているから、奥が見通せないし。

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飲み屋さんの裏路地の奥にこうした広場が存在するというのはは、
ときに古い町並みを散策すると出会うシチュエーションですね。
自分も今年4月の京都取材で「ぎおん楽宴小路」という場所に行きましたが、
こういうのは何の予備知識もなくいきなり遭遇するのがよりいいですね。
まちあるきの醍醐味というか、ワクワク感があります。

松本は我が村(?)安曇野の中心都市であり、
自分も十代から二十代前半頃は真剣にこの町で暮らすことも考えたほどだけれど、
松本駅~松本城~あがたの森を結ぶエリアのメインストリート以外は
まったくといっていいほどノーマーク。

今回も予備知識なく、時間の許す限りでぶらぶら歩きを楽しんだのですが、
やはり旅は、、、旅じゃなくても、予定調和のないまちあるきは楽しいですな。
まちあるきのイベント活動もときおり実施されているみたいだし、
主催するだけじゃなくこういうのに参加してみるのも一興かも。

安曇野の集落歩きも魅力ですが、松本城下の町あるきも折に触れて
記事にしてみたいと思いました。
・・・・・・続くかどうか、“ずく”次第だけどww

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道祖神のシンポジウムに行ってみた [イベント]

昨日、安曇野市の交流学習センター“きぼう”にて
道祖神に関するシンポジウムが開催されまして、
まちづくりの仲間がパネリストとして参加することもあり、
ちょっと時間をつくって聴講してきました。

「道祖神が拓く安曇野の未来」」というタイトル。
じつは9月に市内で道祖神展というイベントが開催されており、
そのプログラムのひとつとしてこのシンポジウムがあったのですが、
開催当日が運悪くあの超大型台風が直撃したためやむなく中止。
今回、なんとか年内の再開催へこぎつけたという次第。

で、内容ですが。。。

基調講演が國學院大學名誉教授の倉石忠彦氏。
「安曇野と道祖神信仰」というテーマで、主に道祖神の歴史について解説。
90分間を超える講義は少々聴き疲れもありましたが、
まあ道祖神好き、歴史好きの人にとっては楽しかったのではないでしょうか。

その後、パネルディスカッションに入ったのですが、
プロジェクター(パソコン?)の不具合があったり、あれやこれやで時間が短くなり、
各パネラーの発表をするとあまり時間も残っておらず、
各氏にテーマに沿ったなかでひと言ずつコメントを出してもらったところで終了。
ディスカッションにもならず、メインテーマの壮大さの割には
ぶっちゃけまったく物足りなさだけが残りました。

こういうシンポジウムは自分も運営側の経験がありますが、
進行と内容のサジ加減がけっこう難しくて、なかなかテーマに沿う形で
充実した内容とするのは素人進行では大変なところがあります。
理想からすればMCはその筋の専門家に任せられればいいと思うのですが、
外部の人間を雇えるほど予算があるわけでもないでしょうし、難しいですね。

少なくとも進行役には専任の人間を置くのがセオリーなわけで、
その意味で司会に道祖神研究家の石田益雄氏を置いたのも、
あえて言わせてもらえばミスキャストではなかったかと。
石田氏とは自分も私的に懇意にさせて頂いて、人柄も見識も尊敬できる方で
道祖神に対する研究成果や愛情は安曇野でも屈指の人物ですが、
であればこそ司会ではなくパネリストのひとりとして、
氏の見解を存分に披露してもらいたかったところです。
主催側の実行委員長という立場だからということかもしれませんが、
やはり司会は調整役に専念できる人物を置くべきでしょう。
氏もその点を気にされてか、ご自身の意見発表がしづらそうでした。

せめてもの救い(?)は、後半部分のパネリストからの発表内容と
最後に出されたコメントでしょうか。
この類のシンポジウムとなると、とかく歴史の考察や
重箱の隅を突くような細かな質疑応答に終始することが多いのですが、
(実際、前半の講演や参加者からの一般質問の内容はまさにそれでしたが)
日常行われている道祖神に所縁のあるまちづくりの実績紹介や
学校学習との関連性など、身近な生活シーンでの道祖神の関わり方を
考えさせられる中身が少しは出されたかなと思います。

もっとも、歴史好きで未来ではなく過去にばかり目を向けがちな“道祖神マニア”にとって、
こうした未来への提言がどれほど響いたか、疑わしいものがありますが。

安曇野にあって道祖神はごく普通に日常生活に溶け込んだ、当たり前の風景。
であればこそ、あまり難しく考えすぎず、気軽に付き合える存在として
地域のまちづくりに活かしてゆければいいと思い参加した昨日でしたが、
運営面でのある意味勉強のほうが多かった印象なのがなんともはや、、、でした。

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今年の神竹灯in穂高神社 [イベント]

数年前より穂高神社にて初冬のこの時期に開催されている
「神竹灯」。
今年は週末の6日(金)~8日(日)の日程で開催されました。

大分県竹田市で毎年開催されている「竹楽」という竹灯篭イベントがあり、
そこで使用された竹筒を譲り受け、安曇野は穂高神社にて
同様の灯篭イベントを開催することになったというわけですが。

なぜに竹田市の灯篭イベントが安曇野に?ということですが、
なんでも竹田市の祖母山の神が「トヨタメヒメ」であり、
これは穂高神社の主祭神である穂高見命の長姉にあたり、
そこから(少々強引ながら)神代の繋がりから
竹田市(トヨタマヒメ)から安曇野(穂高見命)への贈り物という物語が出来、
幻想的な光景を安曇野でも見られるようになったというわけで。

まあ、経緯なんてことはともかくとして、
夜の境内一帯がとても美しい灯りで彩られ、
訪れた参拝者の皆さんも大いに楽しんでいました。

運営面ではいろいろ課題も多そうですが、
ずくがあるうちは続けていってもらいたいと思います、はい。

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