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28回目のクラフトフェアまつもと、行ってみて感じたこと [イベント]

28回目といっても、
自分はこの1回目から直接知っているわけではもちろんなくて。

ここ2~3年は仕事が入ったりでなかなか足を運べなくて、
今年も厳しい状況でしたが運よく(?)日程の調整がつき、
3季ぶりくらいで訪問が叶った次第。

いやはや、人出がすごいっすね、相変わらず。。。
ただ、それでも数年前に比べて会場周辺の乗用車の通行量が
格段に減ったように思えたのは、やはり新聞記事などの影響でしょうか。
もちろんそれはそれでよい傾向かなと思われますが、
周辺の違法駐車、迷惑駐車は相変わらず存在したようで、
困ったもんです。

2012.05.29.3.JPG
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で、肝心のフェアの様子はというと、
作家さんたちの器用さに感心させられるというか、
手先が不器用な自分からすれば、どの作品を見ても
その仕事ぶりに尊敬の念を抱いてしまうのは、もう毎度の話。
安曇野さんぽ市でもそうでしたが、手しごとで作品を作り上げられる人って、
それだけで自分の中でヒーローでありヒロインです。

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(世界的作家、伊藤博敏さんの代表作。)

ただ、、、
数年ぶりにやって来たからというわけではないだろうけれども、
似たり寄ったりの作品が多いなという印象が強かったのも正直な感想。
たんに見る目がないだけでは?
というご意見があったとして、自分もそれは否定いたしませんが(^^;;

例えば以前から知っている作家さんがいて
フェアの会場で「あっ、出展していたんだ」と思って近づいてみると
まったく別の作家さんの作品だったということがあったり。
で、そういう遭遇が一度や二度ではなかったり。
独創性とか、そういうのって言葉で言うのは簡単だけど
手しごとであっても難しい部分なのかもしれないですね。

2012.05.29.10.JPG
(木工は大型作品が少ないのが残念ですが、屋外なので難しいですね。)
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(そんななか、小田さんのシャクトリスロープは相変わらず子供たちに大人気)


昔のフェアのほうがもっと作り手の個性が強く出ていたね。

28年前のフェア立ち上げメンバーのひとりだった某氏と
全体を見て回って感じた印象を話したりすると、
そんなふうにかつてのフェアの様子を語ってくれたり。

NPO法人松本クラフト推進協会が発行する、機関誌「掌(たなごころ)」。
先日発行された2012年版のなかに、今年初めに松本市内で行われた
「クラフトフェアまつもとのはじまりと四半世紀」と題した公開講座の
トーク内容が抜粋で掲載されています。
クラフトフェア設立メンバーである“おやじたち”3名が当時を振り返りつつ
現在のフェアの状況をどう感じているか、といった内容になっていまして。

最初、市に相談したら「芝生立入り禁止」と一蹴された・・・
反対されたことでかえって燃えてきた・・・
当時は出展する方にも見る方にも屋外ですることに抵抗があった・・・
といった草創期の苦労話から、

人が多すぎて落ち着かないせいか、作品の実演も少なくなってしまった・・・
昔の方がバラエティに富んでいて、今は「こういうのがウケる」という方向にいっている・・・
自分がつくりたいというよりは求められているものをつくってしまうというような・・・
という現在のクラフト作品とクラフトフェアに対する印象など、
楽しくも示唆に富む話が充実で、最後は

参加者が「あの会場は気持ちよかった」と感じてもらえれば・・・
参加者が楽しく出展し続けていられればどんなかたちでもクラフトフェアは成功・・・
そういうフェアをとにかく長く続けることが大切・・・
と、未来への継続と発展を期待して締めくくっています。

クラフトフェアに関心ある方はご一読をお勧めします。
フェア実行委員長の文章も紹介したい内容ですが、
いちおう有料配布物なので、これ以上転載すると叱られますね。
興味の在るかたはぜひ手にとってご覧ください(^^;
一部500円です。(って、いちおう協会員っぽい営業活動もしておきますww)

松本クラフト推進協会のサイト

2012.05.29.5.JPG(人ごみを分け入った内側に変わらぬ風景が)
2012.05.29.9.JPG(子供たちにとってはこっちのほうがお楽しみ?)

日本のクラフトフェアの草分けとして
歴史を積み重ねてきたクラフトフェアまつもと。
時代の中でどんなふうに変化を遂げようとも、
そのベースにある楽しさと、今という時代のなかでの存在意義の大きさは、
私たちの「安曇野さんぽ市」にとっても、範とすべき大切な先達であり、
これから将来、100回でも200回でも、ずっと継続していって欲しいと
そう願って止みません。

2012.05.29.1.JPG
(「工芸の5月」も、なんだかんだいって広がりをみせています)

最後にひと言。
実行委員長はじめ運営スタッフのみなさん、
今年もお疲れさまでした。(^^)
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