新屋公民館、国登録有形文化財に。 [雑感]
かねてより文化財の登録を目指していた
安曇野市穂高有明にある新屋公民館の建物が、
このほど国の登録有形文化財になることが正式に決まりました。
1951年(昭和26年)に建築された建物は、
戦後間もなくで資材も不足していた時代、
少ない部材でしっかりした建物となるように設計がなされ、
トラスで構成された小屋組みのおかげで室内の大空間ができ、
控え柱を使って壁の性能もあげられるように工夫されています。
当時は安曇野界隈でも類型の公民館が幾つか建てられたようですが、
同タイプで現存し、かつ普通に地域住民に活用されているのは
この新屋公民館のみとなっています。
長い年月のなかで正面玄関の庇など幾つか改修が施されていますが、
基本的な構造は建築当時のままのようです。
昨年のふるさとウォッチングでも主会場となり、内部見学もさせて頂きましたが、
学校の講堂を思わせる雰囲気はノスタルジックな気分に浸ることができます。
一部に2階があり、そこには映写室も設けられていて
完成直後=戦後間もない時代は、占領政策の一環として
米国による「ナトコ映画」の上映会場にも使われたりもしたそうです。
(昨秋のふるさとウォッチングにて)
またこの建物は敷地内に据えられている道祖神などとともに
テレビドラマなどでもいくたびか活用された実績もあり、
これからも地元で現役公民館として活用され続けるなかで、
今後もそうした映像世界での活躍も期待できるのではないでしょうか。
築60年を過ぎた修繕費用もそれなりに必要となるでしょう。
そのなかで解体新築ではなく保存活用を決めた地元住民の皆さんには
敬意を表したいと思います。本当に地域住民の拠り所なのでしょうね。
安曇野市穂高有明にある新屋公民館の建物が、
このほど国の登録有形文化財になることが正式に決まりました。
1951年(昭和26年)に建築された建物は、
戦後間もなくで資材も不足していた時代、
少ない部材でしっかりした建物となるように設計がなされ、
トラスで構成された小屋組みのおかげで室内の大空間ができ、
控え柱を使って壁の性能もあげられるように工夫されています。
当時は安曇野界隈でも類型の公民館が幾つか建てられたようですが、
同タイプで現存し、かつ普通に地域住民に活用されているのは
この新屋公民館のみとなっています。
長い年月のなかで正面玄関の庇など幾つか改修が施されていますが、
基本的な構造は建築当時のままのようです。
昨年のふるさとウォッチングでも主会場となり、内部見学もさせて頂きましたが、
学校の講堂を思わせる雰囲気はノスタルジックな気分に浸ることができます。
一部に2階があり、そこには映写室も設けられていて
完成直後=戦後間もない時代は、占領政策の一環として
米国による「ナトコ映画」の上映会場にも使われたりもしたそうです。
(昨秋のふるさとウォッチングにて)
またこの建物は敷地内に据えられている道祖神などとともに
テレビドラマなどでもいくたびか活用された実績もあり、
これからも地元で現役公民館として活用され続けるなかで、
今後もそうした映像世界での活躍も期待できるのではないでしょうか。
築60年を過ぎた修繕費用もそれなりに必要となるでしょう。
そのなかで解体新築ではなく保存活用を決めた地元住民の皆さんには
敬意を表したいと思います。本当に地域住民の拠り所なのでしょうね。
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