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屋敷林保全は田園エリアだけの問題ではなくて… [日常風景]

屋敷林は安曇野の景観の重要な構成要素うんぬん……という話は
これまでも折に触れてやってきたところではありますが、
イメージとして田園風景に点在するのが屋敷林とはいえ、
良好な景観を形成する樹木となるともちろん郊外だけでなく
まちなかにも立派なものが存在しているわけで。

今日、そんなまちなかの素晴らしい景観を作り上げていた樹木が伐採されました。
穂高の旧道の裏路地沿いにお稲荷さんが在り、
その傍らに大きな欅の木が寄り添うように立っていたのですが、それが……。
2011.12.13.1.JPG(今日の昼頃の様子)
市街地の個人の所有地に立つ樹木としては相当な高さがあって、
高いところの枝が落ちてきたりして人などに危険が及ぶ可能性があるから、、、
というのが現場にいた工事関係者に聞いてみた話でした。
幹の内部が腐食してきているし、とも話していましたね。
2011.12.13.2.JPG(今年の夏に撮影)
一枚目の写真では右側の幹はまだ残っていますが、この撮影のあと
さらに低いところまで伐採されることになっているとのことでした。
明日、改めて現地に行ったとき、また更に風景が変化していることでしょう。

景観上優れたものだからと簡単に保全するだとか語れないのが屋敷林問題です。
そして林でなくても、同様の課題を抱えているのがまちなかの背の高い樹木たち。

そこに暮らす人や周辺の住民にとってはまた違った関わり方があると思います。
危険性の問題だけではない、もしかしてそれ以外にも深い理由があったのかもしれません。
ただ、そうであっても……という思いが残ります。
この旧道西側に走る小路はお気に入りの通りだっただけに、本当に残念です。
それは外部の人間だから言えること、というご指摘を受けるかもしれないのは
むろん承知していることですが。。。

今年施行された安曇野市景観計画には景観重要樹木の指定というものがありますが、
こうした制度があっても現実問題の前では有効な決め手にはなりづらい実情もあります。

難しい、です。。。
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