SSブログ

ロケセット解体後の敷地はまさに、兵どもの夢のあと? [おひさま]

先週いっぱいで放送が終了したドラマ「おひさま」。
物語の舞台となった安曇野の人々にとってはとても心地よいドラマでした。
(もちろんさまざまな意見、感想は存在するところではありますが。)

全国的にもおおむね好評だったようで、県外から安曇野を訪れた人に感想を聞くと
みんな「いいドラマですね」と口々に話してくれて、自分が制作したわけでもないのに
なぜか誇らしげに思えたりして、不思議な感覚です。(^_^)

さて、以前から告知されていた通りドラマで使用されたロケセットのうち
大王わさび農場駐車場脇(蓼川の河川敷)に作られていたセットですが、
さっそく今週解体作業が行われ、すっかりあとかたもなくなってしまいました。
2011.10.06.1.JPG
(残された案内看板だけが、ロケ地であった事実を伝えています。)
2011.09.01.おひさまロケセット(大王).JPG
(在りし日の“百白花”。)

もともと放送終了を待たずに取り壊す予定だった“仮設物”でしたし、
放送開始前から“あんな状態のものなら無いほうがマシ”なんて意見もあったほどなので
取り壊しそのものは自然な成り行きではあるのですが、
それにしても、春から夏そして先週まで賑わいを見せていた場所が
今では土木工事の作業現場のようになってしまって(実際その通りなのですが)、
なんとなく寂しさを感じずにはいられません。

本物の建築物にして、ドラマの跡利用を計画して“百白花”の名前をそのままに
お蕎麦屋さんを開業すれば、今後も面白い展開が期待できたのではないかと思うのですが、
今になって言ってみたところで詮無いことですね。
(名前の由来のごとく、千も万もと強欲に尽きるのは戒めないといけませんけどね。)

NHKのドラマ制作の都合がもちろんあるでしょうし、
土地の権利や河川管理などの問題もあるでしょうし、
なによりそんな予算を誰がどこから工面するだい?、って話になるわけですし、
簡単に実現できたようなものではなかったとは思うのですけどね。

ただ、百白花の建物問題はさておき、
そうした“ドラマ後”の展開がどこまで練り上げられていたのか、
これはもちろん放送局ではなく地元側の問題ではあるのですが
“ドラマ後”を見据えた戦略面の検討不足について
昨年のドラマ制作が発表された時点から感じていた人も多かったようです。
当時は「千載一遇のチャンス」という言葉が流行語のように使われていましたが、
千載一遇をたんなる“一儲け”の機会に終わらせることなく、
真の意味で“未来に繋げるため”の貴重な機会としてゆけるようにしないと、、、
今もそう感じているのは決して少数ではないと思います。
行政と民間、それぞれが得手を上手に組み合わせて
安曇野を盛り立てて行けるよう、一体感をよりいっそう醸成してゆく必要があろうかと。

そう、テレビのドラマが終了しましたが、
安曇野にとってドラマはまだ第一章が終わっただけ。
ここからが正念場となる第二章のはじまりなのだと思います。
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。